マスターコーチングとの出会い
お客さまとのコミュニケーションがうまくなりたい…… 、
それには、ヒアリング力とかセールストーク力を身に付けたいと思って、コーチングを学び始めました。
(ここが間違っていたことに、後から気づくわけですが)

初めの1年は不真面目で授業の半分をサボり、ふんふんとわかったような、でも実際使えない…… と思っていました。それから4年間、コーチングをほとんど活用できていませんでした。
ですから、コーチングをやろうとか、コーチになろうとは、さらさら考えてもいませんでした。

そんな私が、コーチになろうと思ったのは、
1つは、コーチは人と深く関わることができる
もう1つは、コーチはクライアントの輝き出す瞬間に出会える
ことに気づいたからです。

きっかけは、インストラクターの公開セッションを見たときのことです。
そのときのセッションで、クライアントがじ、、、っと黙って考えこんで、涙を流していました。コーチも一緒に泣いていました。
クライアントの心の奥深くにある、とても大切な部分に触れたように見えました。

その様子を見て、コーチって、人の深い部分で関わることができるんだなって感じました。
そして、そのときのクライアントの涙は、その人の中の殻とか壁みたいなものに気づいた瞬間で、変化が起こる瞬間であり、そこから可能性が広がって、輝き出す瞬間だと思いました。
そんな貴重な瞬間に出会えたことが、感動でした。

そのときまでは先に書いたように、コーチングってそれほどいいものだとは思っていませんでした。質問力とか、コミュニケーション力とか、使えたら便利なスキル。だけど、あんまり使えないって思っていたんです。

ところが、それだけではないということがわかって、すごく興味がわいておもしろくなりました。

そして、人と深い関わりができることが嬉しくなりました。

なぜなら、今まで、そういう関わりをしたくてもできなかったからです。

というのは、私は身近な人から傷つけられる環境によく置かれ、本来ならば一番の味方であってほしい人が、一番私を傷つける人だったんです。そして、そういう人に、自分の人生を握られているということに無力感がありました。
さらに、そういう状況から誰も助けてくれないということもあって、人に対して絶望していました。

絶望というのは、人は嘘つきだ信じられない…… ということ

だって、愛とか、家族は大切とか、感謝しろとか、すごくいいことを言うその口で、平気で人を傷つけるんです。
心配するようなことを言いながらも、本当に心配なのは自分のことだったり。口先だけで無関心だったり。
そういうことを日常に感じていました。
だから人は信じられないし、信じたら傷つく、信じたら私の人生を奪われる…… と思って身構えていました。自分で自分を守るために、深い関わりを避けてきたところがありました。

ですが、マスターコーチングの「人生の主人公」ということをみんなが大切にできて、「味方」という関わりができれば、人生を傷つけられることもないし、人生を奪われることもないと思えました。

人は嘘つきだ、信じられない、と言いましたが、ほんとのほんとのところでは、人を信じたいと思っているんです。
だから、マスターコーチングの関わりを通して、「人っていいな」って思いたい。さらには、私を傷つけた人や無関心だった人を許したい。この世の関わる人全てを許したいと思ったんです。

そういう深い関わりができるのが、コーチ。
だから、コーチになってコーチングをしていこうと思ったのが1つ。

2つめの、クライアントの輝きだす瞬間について。
それを、「ぱあぁっ!の瞬間」と私は言っているんですけど。
コーチングをする中で、クライアントが大切なことに気づいて、それまでの殻とか壁みたいなものを破って、可能性が広がり出す瞬間があります。

例えていうなら、暗くて周りがよく見えない、目印も道筋も見えない夜みたいなところから、朝陽が登って、ぱあぁっ!と明るくなって世界が見えてくるような。
そういう大きな変化だったり。
ちびまるこちゃんのぱあぁ〜… ってなる絵、知ってます? あんなかんじ。

クライアントが輝き出す瞬間に出会えたときの感動。その感動に出会えることが幸せだなって思う。だから、私の人生の中で、その瞬間を増やしていきたい。結果的にそれが、人の役にたつのであれば、私の人生最高だなって思うんです。

というわけで、まとめると、コーチになりたいと思ったのは、
人と深く関わって、クライアントが輝き出す瞬間に出会うためです。

コーチになってやりたいことは、2つ
1つは、「自分らしく自分の人生を生きる」人を増やす
もう1つは、「味方」という関わりを増やす

それによって、お互いの人生を大切にし合える平和な世の中にしたい。
のこりの人生をかけて取り組むつもりです。




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